ご飯を食べ終わって、ビニール袋に空になった容器を入れて、キッチンに置いてあるごみ箱にまとめていれる
この意味の分からないもやもやも、こんな感じに捨てられればいいのに

「陽菜」

名前を呼ばれ、慌ててリビングに戻る
ソファーに座って呑気に笑ってお茶をのんでいて
正直、どう話を持ち出したらいいかもわからない

「今日のこと、俺も詳しくは知らなかったんだけど、なんで俺に相談してくれなかったの?」

「迷惑かけるかなって、鳴海仕事で忙しいし、言っても心配かけると思ったから」

「陽菜、言葉にしてくれないと俺は陽菜の考えてること何も分からない
だから、そっちの方が心配になるんだよ

俺の仕事なんて、気にしなくていんだから」

ソファーに座って、鳴海と向き合うように体を傾けて座る