前に会った時より不信そうな顔はしていなくて、警戒心は少し薄れてそうな雰囲気

「車で送るから、すぐそこに止めてるから歩くよ

一応家出る時に連絡欲しいんだけど、ケータイ番号教えてくれる?」

「ケータイ持ってない」

「まじか、、、

じゃあ、俺の渡すからこれで連絡できる?」

最近の女子高生はスマートフォンくらい持ってると思ったけど、そうでもないのか

車の鍵をカバンから取り出すのと一緒に、飛ばしのスマートフォンを取り出して、少女に渡す
車の鍵を開けて運転席に座れば、何故か助手席ではなく後部座席のドアを開けて小さくなって座っていて、まさかこんな車で警戒心再発するとは思わなくて笑いそうになる



想像していたより小山陽菜は普通の女の子だった