歯車が外れて全て狂ったように、バラバラと崩れていく
ナルが何を考えてたかなんてわからない
ナルは俺に何も言わなかった
助けに入った時も息をしてない状態で、「俺に何かあったら陽菜を頼む」数日前にナルが俺に言った”何か”が今なんだその時気がついたくらい
「水野会関する情報全て吐け
もう水野会は解散措置が取られてる
お前の戻る場所なんてないんだよ、だからもう全部吐いちまえよ」
「だとしても、俺は話さない
刑務所だって行ってやる、死刑になったって俺は話さない」
「粋だなぁ、時田」
「俺は、あの人のために命掛けられるんだよ
乾鳴海の補佐になった時点でもう決まってんだ」