「俺もそうだと思うよ
本家で名前呼ぶと大体知らない連中から2度見される、あと俺の立ち位置がわかりやすい
ホントなら新参者は本家に出入りもできない自由に動き回れない召使いみたいに走り回るんだけど、そういう下っ端仕事せずに飛ばして、すぐ構成員として動いてるから反感多くて、嫌がらせ受けるんだよね
だから、虎の威を借りて過ごしてる
そのひとつがあの呼び方」
「割とそういう優しいところありますよね」
「いや、とは言っても別の意味で過酷」
これ以上は言わないけど、と続けたのを聞いてこんな場所で深堀して聞ける話でもないことに気がついて、話を辞めて少しだけ水を飲む