「っ、冷た、、、、」

暑い砂浜とは対照的に、まだ海水は冷たくて瞬間的に足を引っ込める

でも、海楽しい

1人で浅瀬で足首が浸かるくらいまでの場所を、打ち寄せてくる波と直角になるように歩く

たまに足を覆うように波が来て、ゆっくり引いていく
暖かい砂と少し冷たい海水の温度が心地よくて、直射日光が体をジリジリと焼くせいで、初めは冷たく感じた海水も、今は少しちょうどよく感じる

「ひなちゃーん、もうすぐで10時来るから戻っといで〜」

「はーい」

最後に1度だけ海水に足をつけてから、サンダルを持って砂浜を上がって、元きた防波堤に向かって歩く