キラキラと反射する透明な水面
奥に行くほど綺麗な青いグラデーション
すごい
これが、海
すっごい青い
防波堤から下の砂浜に続く道が見えて、駆け降りて砂浜に足をつける
歩くたびに少しサンダルの中に砂が入るけど、あまり気にせず海まで走って波打ち際まで近づいて、足が濡れるか濡れないかの位置まで近寄る
「陽菜ちゃん、服濡らさないようにねー」
「はーい」
後ろからき超えてくる声に適当に返事だけ返して、サンダルを脱いで波が近づかない位置に置いて、ゆっくり薄く伸びるようにこちらに打ち寄せてくる波に足を近づける