コンビニで買った飲み物を冷蔵庫に入れてベッドに向き直る
鳴海が帰ってくるまでに風呂に入ってしまって、それから考えることにしよう

風呂にお湯を貯めて、その間にスマートフォンを開いてポケットから紙を取り出して、紙に書いてある番号を打ちこむ

090から始まる番号は、植田さんのものでも鳴海のものでもない
今日会った私の父親と名乗る人物のもので、正直顔も知らなかったし、何も聞かされてなかったから生きていた事すら驚きで、居ないものだと思って今まで生きてきたから衝撃でしかない

水野 航

そう名乗った男が本当に私の父親なのかは分からないけど、水野航が”俺は水野会の組長の息子だ”と言った