「っひ、なんで、、、この人が」
母親の視線の先にいたのは鳴海で、さっきとは明らか違う表情で母親を見下ろす
「ああ?呼んだのお前の男だろーがよ」
私を傷つけることの無い手で母親を殴って、抵抗する気もない怯えきった母親をもう一度殴る
私を蹴っていた時とは大違いな母親の態度に、改めて鳴海の怖さを知る
「松前さんにこないだ会っといて良かった」
「ああ、乾が会わせるのはなんか意味があると思ってたよ」
「200万ピン札で揃えてます
今回は手引いて貰えませんか」
「まぁ元は回収できたしいいよ
女も男も潰すなり好きにしていいから」
帯の着いたお金を2つ渡して、頭を下げる
それを見て、松前さんは嬉しそうにその場を離れて出ていった