「陽菜、、、俺の側にいて」

「、、、、わかった、鳴海のそばにいる

だから教えて、佐藤っていう人が鳴海の何を奪おうとしてたのか」

「名簿だよ

お客様の個人情報の書いた名簿
それがあれば億単位の莫大な利益が得られる、それくらい価値のある名簿だったんだよ

ずっと誰が所有するか揉めてた、ひとつ間違えれば大惨事になる代物だから」

「今、鳴海が持ってるの?」

「あるよ、安全な場所に分けて隠した」