「なんで、これ彫ろうと思ったの」

「俺の誇りで、象徴だからだよ」

「すごく、、、綺麗」

「陽菜はこんなの彫っちゃダメだよ

一生消えないし、温泉もプールも行けなくなるからね」

乾さんは、温泉もプールも行けないと分かっていてこれを彫った

それほど、この花に意味があるってことなんだろうか。何を思って、これを選んだんだろう

タンクトップをもう一度着て、リビングに歩いていく

色んな疑問と一緒に、心のモヤモヤだけが残ってしまう

私には、乾さんのことがよく分からない