「待って・・・・あんたマジで何?」

「いや・・・何って言われても・・・心配だったから・・・・・
 見るからに痛そうだし・・・・苦しそうだったから・・・・」

人とこんなに喋るのっていつぶりなんだろ

ってか、人と喋らなすぎて声が出るか心配だったけど
独り言喋ってたお陰でちゃんと声が出た

「お前は大丈夫なのか?」

謎な所に安堵していると、そう問いかけられた

「私?・・・・大丈夫・・・ですけど」

「あんたも苦しそうだけど・・・・・・」

他の誰かにそんなことを言われるのは初めてだった

「私が?苦しそう?」

「あぁ」

綺麗な漆黒の瞳が私を捉えて離さない

何て言えばいいのか・・・・・私は凄く戸惑った