「あ、あの…戸澤のことだとしたら違いますよ?わ、私が…私が好きなのはっ…!」 「でも前抱き合ってたでしょ?」 「え?」 「俺…見たんだ。小柴ゆあを追いかけてったら、廊下で…小柴ゆあと、トグチくんが抱き合ってるの」 “「なあ、俺じゃダメか?」” あの時、見られてたんだ… 「え、と…あれは…」 「…俺。許せないかも」 「えっ…きゃっ」 神子戸様が、私の手首をつかむ手に力をこめて 芝生の上に押し倒された。