眠りに堕ちて、甘い時間。


「…っほんと、に…やめてっ…!」




やめてと言っても今の乃亜くんには通じないみたい…。




「…んっ、くすぐったい…ってば!」




首筋あたりを指でツーっと触って来たと思ったら…



首に噛み付いてきてチクッと痛みが走った。




「っ、いたっ…」



「ふっ、綺麗についた」




何が綺麗?!


乃亜くん本当に重症だよ。



黒歴史だよこれは…!



笑ってられるのも今のうちだからね!




「羽衣〜好きだよっ」




手を解放されたと思ったら、ぎゅーっと抱きついてきて好きと言ってくる。



うっ…やっぱり胸はきゅんとしてしまう。



大好きな乃亜くんにこんな甘えられて好き好き言われて…嬉しくないわけが無い。




「乃亜くん!わ、わかったから!
もう、やめて…?」



「羽衣好き、愛してる〜」




ま、まだだめデスか…?

もうじゅうぶんだよ!