眠りに堕ちて、甘い時間。


…で、でもずっとここにいても次の人に迷惑だ。


うぅ…戻るしかないよね?



もしかすると乃亜くんお部屋に居ないかもだし…ちょっと失礼かもしれないけれどこっそりお部屋にお邪魔しちゃおう。



が、頑張れ!…白石 羽衣!










「あれ、乃亜くんいない?」




小声で呟く。


そーっとお部屋の扉を開けて、お部屋のなかを一通り見渡してみたけれど乃亜くんがいる様子はない。



忍者になった気分……いやこれは完全にあやしい人だ。


強盗の方が正しいかもしれない。



つまり、すごく悪いことをしている気分ってこと。



実際勝手に人のお部屋に入っているんだ。


とっくに悪いことをしているのだけれど…



ごめんなさい!乃亜くん!神様!

今回ばかりは許してください!




ちょこちょこと音を立てないように歩いてズボンを探す。




「あっ、あった…」




ベッドの下に落ちていた私のズボン。



乃亜くんに手を引っ張られた時に落としちゃったのかな…?