眠りに堕ちて、甘い時間。


「お兄ちゃん…落ち着いて」



「な、何言ってんだよ!落ち着けるわけねぇーだろ!
…ま、まさか羽衣のか、彼氏?」




やっぱりわかっちゃったよね…。


はぁ…最悪だ…




「そうです」




そう答えたのは私ではなく乃亜くん。




「は、嘘だろ…!」




嘘じゃないんだよ…お兄ちゃん。




「嘘じゃありません」




興奮気味なお兄ちゃんに心の声でツッコんでいると乃亜くんがすかさず答えてくれた。




「う、羽衣!ほんとか?!嘘だよな?」



「ほ、ほんとだよ…!」




そう言えばお兄ちゃんは…死んだ。



うそ、間違えた。


……正しくは目が死んだ。