それっきり羽衣と話すことも無くなってどんどんと時が過ぎていった。
でも、羽衣と目が会う度に鼓動が早くなって。
目で追ったり…ふとした瞬間に考えてたり。
うわ。俺、あの子のこと好きなんじゃ…って考えが頭をよぎった。
同じクラスで小学校からサッカーチームが同じ瀧川 隼人(たきがわ はやと)に『お前最近上の空だけどどうした?』って言われてしまい。
正直に話したところ…
『お前、あの羽衣ちゃんに恋したんか…相手のレベルが高ぇな。
まぁ、でもお前ならいけるかもな』
なんて上から目線で言われたけれど…やっぱり、"俺は白石 羽衣が好きなんだ"って心から自覚することが出来た。
それから、話しかけようと思ったものの中々できず…気づけば夏休みも終わり2学期に突入。