『なぁ、いつまで支えればいい?』



『んえ?!あ、ごめんなさい!
今すぐ離れます!』




反応までも可愛くて多分この時にはすっかり羽衣に落ちてたんだと思う。


恥ずかしかったのか顔を真っ赤に染める羽衣。




『…怪我はない?』




遠慮がちに聞いてみたら…




『あ、はい!
柊くんのおかげで助かりました!』




素直に答えてくるもんだから…それと、俺の名前知ってたことがなんだか嬉しくて。




『あっそ』




こっちが照れそうになった。




『命の恩人です!
本当にありがとうございました!』




追い討ちかけてくるから、やばいと思って平気なフリしてダンボールの中身を拾い続けた俺。




『いや別に…』




ダンボールの中身は結構入っていて…

こんな重い荷物を女子に持たるとか、持たせたやつどうかしてるなって若干引いてしまった。