眠りに堕ちて、甘い時間。


…いい加減勘弁して欲しい。




「…もうそれは忘れろ」



「無理だよ!無理!あんなレアな乃亜くんもう見れないかもしれないし!」



「…はあ、最悪」



「乃亜くん耳赤いよ!可愛い〜!」



「…は?ちょ、やめろ羽衣」




突然、羽衣が俺の頭を撫でてきた。


心臓に悪すぎる。



俺だって男だっつーのに羽衣のやつ油断してる。


男が自分の好きな女にこんなことされ続けたらどうなるかわかってない。


羽衣は男を知らなすぎんだよ…。




「乃亜くんが照れてるの、いつ見ても可愛い〜!」




言ったそばから…


煽るようなことばっかり言ってくる。




「…羽衣、そーゆのやめろ」



「え?そーゆのって?」



「煽るなって言ってんの」



「う、うーん?」



「…わかってないよな」



「うっ……バカで、すみません…」



「ついに自分でも認めた?」




俺がバカって言うと散々反論してきたくせに。


ま、羽衣がなんて言おうとバカはバカだ。