「伊織!いらっしゃい!律!伊織を連れてきてくれてありがとね!」 「いえ!俺、伊織さんのこと尊敬してます!」 「もう気に入られたのー?そういえば、手なんか繋いでるしー!」 「伊織さんが迷子にならないように繋ぎました!!」 いや、迷子にならないから 華織と律、そして遥希たちが盛り上がっている時、奥から視線を感じた ちらっとそっちを見れば、湊が私をじっと見ていた あまりにも真顔で見てくるので、そっと目を逸らした