「藤咲!これ職員室に運んでくれ!」 授業が終わって真っ先にかかる声 しぶしぶ立ち、教卓に向かえば、さっき授業で集めたクラス全員分のノート ため息が溢れ、ちらっと先生を見たら、頼んだ本人は教科書数冊だけ持ってさっさと出て行った おい。と思いつつも、昼休みに入り、賑やかな教室をノートを抱えて出る 廊下は購買に向かう人たちやどこかで食べようと移動してる人たちでいっぱい その間を縫うように通り過ぎながら職員室を目指す