双子の貞子ちゃん




横に立ったままの私を肯定と捉え、座るよう促す



「お前は、華織が紅蓮の姫になるのはどう思っているんだ?」


唐突に聞かれた質問
今さら何を…と思いつつ




「…どういう経緯で華織があなたたちと関わり、紅蓮に入ったか知らないけど、華織が判断した人たちだろうから大丈夫だとは思ってる…」


ちらっと横を見れば総長は真っ直ぐに私を見ていた



「でも…、華織に何かあったら許さない。その時が来ないようにちゃんと守って」

初めて真っ正面から顔を合わせた
綺麗に整ってる顔から目を逸らさずに伝えた



総長にも伝わったようで、もちろんだと返ってきた




再び静まりなんとなく空を見上げていると
「シノって誰だ?」



「………シノ?」


まさか総長からシノの名前が出るとは予想外すぎてびっくりする



「お前のそんな声初めてだな…それほどの奴なのか…」



ゆっくり近寄ってきて、私の顔を隠してる前髪を横に流そうとする


慌てて総長の手を上から抑えて止める

「何で?…何で、総長がシノを知ってるの?」