いつものシノの運転に比べると多少ゆっくりだった
バイクの風が心地よく、時間も時間だから何度か目が閉じそうだった
「きぃ着いたぞー」
「…あ、ありがとうシノ」
バイクから降りて軽く体を伸ばす
「ちゃんと風呂入って寝るんだぞ?制服もハンガーにかけてな?」
「分かってるー…シノ、お兄ちゃんみたい」
「そうだぞ?俺はきぃのアニキだ。凪にその座は譲らん」
凪さんね…
確かにお兄ちゃんにするなら凪さんが1番いいかも
「私は、みんな大事だよ。シノもトラも凪さんも、みんなも。私の大切な人たちだもん」
シノは笑って私を抱きしめてくれた


