私たちは毎日横山さんの運転で登下校している



心地よい運転に寝そうになりながら、話しかけてくれる華織に返事をする










「行ってらっしゃいませ。華織様、伊織様」


華織が車を出れば、途端に周りが騒ぎだす


集まるのは、男子がほとんどだけど女子もいる
華織は降りてすぐみんなに笑顔で挨拶をし、集団となりつつある人混みの真ん中を歩いていく



私はそれを避けるように端を足早に通り過ぎるのが日常




学校で華織と私は、天使と貞子なんて言われてる


最初の頃は華織の双子の妹がどんなものか見に来る人たちが私を見るなり、驚愕していた




陰で色々言われているが、気にしてたら学校生活送れない