コンコン 「瑞稀です。入るよ。」 「あ、横山さん。こんにちは」 「瑞稀様、おはようございます。…では伊織様、またお伺い致します。」 「ありがとうございました…!」 ベッドから起きるのも体がだるく、横になったまま手を軽く振れば、笑ってくれた。 「さて、伊織。朝話したから大体自分の状況が理解できたと思うけど、大丈夫?」 「はい。……これから大変だということも理解しています。」 そっと床に膝をつき、寝ている私と目線を合わせ、優しい笑みを浮かべる。