痛みに耐える小さな体をさすりながら、顔の側にある伊織の小さな耳に目がいった。 「伊織…、愛してる。」 「っえ…?」 素の伊織だ。 止血の痛みを忘れたかのように、目を見開いて湊と視線を絡ませる。 やっと絡まった視線が湊は嬉しく、自然と笑みが溢れた。 「絶対、助ける。だから、我慢な。」 止まりそうにない腹をもう一度強く抑える。 目の前の顔が歪んだと同時に、小さな唇にキスをした。