1人の世界にいるようだった。

それがものすごく心地よくて、どのくらい寝転んでいただろう。




静かな空間に微かな音が入ってきた。

体を起こし辺りを見渡すと、割とすぐ側で1対1の喧嘩をしているようだった。



どうすればいいのかわからず、ただただ凝視していると、殴るわ蹴るわ…。


側に座っている人は、目の前の喧嘩など見向きもせず、パソコンを操作していた。




関わらない方がいいのか…。



そう思った矢先、パソコンから顔を上げた男子と目が合ってしまう。