「拍子抜けだ。」



書かれたパスワードを入力すると、あっさりと開き、目当てのファイルを探す。










「…これ、」



そこには、たくさんの違法薬物の名前が並んでいる。


そして、それらをこの会社から買っている会社や個人名

ざっと見ただけでも知っている名前がいくつかあった。



ざっと下へ下へとスクロールする手がピタッと止まる。




"刃牙"





やはり、花田の手中の族か…。







花田の家は手広く事業をしており、一般の人でも知っているほどの有名会社だった。