あいつが俺らを救った…? それに、俺らのせいで怪我していただと… 「待って!伊織はずっと家にいると聞いているわよ!?それに、伊織がどうして紅蓮を守るの?」 華織の問いに頭に血が上っている様子だが、ハッと呆れたように笑い冷たい目を向けた 「お前が紅蓮の仲間だからだろ」 「お前がっ!もう2度と昔みたいな目に合わないように、伊織さんが!…伊織さんが守ってんだよ!!」 『自分のせいで華織に一生消えることのない思いをさせてしまった。私が自分を出さなければ、もうあんなことは起きないの』