双子の貞子ちゃん




心配だけど、横山さんに任せておけば大丈夫だ




横山さんはお父様からの信頼も厚い
私も信頼してるし、私のお兄さんのような存在


それに、忙しい人だから、帰りの迎えは頼んでいない



華織と一緒に帰らなくなってからは、1人で歩いて帰っている



ここ最近歩き慣れた道を通りながら、携帯を開けばメールが届いていた





『元気かー?』





ただそれだけのメールに笑みがこぼれる


自然と進路変更しながら、電話をかける





「はい、横山です」


「横山さん、私今日遅くなりそうなんで、お願いします」


「ふふ…はい。楽しんでらしてくださいね」



これだけで伝わる横山さん


久々だもんなー



足早に目的地へ向かう