「華織、今の人たちとはどういう仲なの?」
廊下を歩きながら華織に聞けば、明らかに動揺して返事に困っている
「えっ、と…この間、知り合ってね!みんないい人たちなの!大事な人たち!……内緒にしてくれる…?」
上目遣いで可愛くお願いする華織
そんな顔されたら何も言えない
それに、華織の大事な人たちなら私が割り込む必要がない
「分かった。誰にも言わない」
ありがとう伊織!
そう言って私と手を繋ぐ華織
でも、普通の感じじゃなかったよなー…
さっき見た男たちの雰囲気が気になる
「変なとこと繋がってなければいいけど…」
私の横で楽しそうに歩く華織を見て不安になる


