「この女つまんねーわ。何しても反応なし」 「もういいだろ。俺らも乗らねーし、これ以上するとヤっちまう」 「えー!もう終わり!?」 「まあでも、上出来じゃない?見てよあのボロ雑巾並みのボロさ」 「確かに!!本物の貞子になった!」 ケラケラと笑いながら去っていく彼らを私は崩れ落ちながら見ていた 「……結構、頑張った…、よね…。手、出して、ないし……」 薄れゆく意識の中、手探りで携帯を探し 微かに震える手で電話をかける 「まだ、学校…、いるかな…しー……」