開けてびっくり
そこは教室とは思えない充実した場所だった
ソファにテーブル、冷蔵庫やテレビまである
「え!伊織!!」
教室内を見回していた私に華織の声が聞こえる
パッと見れば華織が男たちに囲まれていた
「…何してるの。横山さん来てるよ」
「うそ、本当だ!もうこんな時間!ごめん、もう帰らなきゃ!!」
急いで鞄を探す華織に男たちが、えー と不満そうに言う
「また明日来るね!楽しみにしてる!」
含みのある言葉に引っかかるが、とりあえず華織をそこから連れ出す
男たちは華織と仲よさそうだった
何人か私とちらっと目が合ったが、見たことない顔だ


