「お前さ…」

班長はコホン、と咳ばらいをして

「自分の気持ちに素直になったら?
恋愛は傷ついてナンボ、な所があるし
お前は確かに立ち直れないくらい精神的に前の彼女にヤラれたけど。
でも、それで臆病になったらお前自身の成長がなくなる。
それに見ている限り、有野さんもお前の事が好きだよ」

班長はそう言うと席を立った。



「はんちょー、カッコイイ!!」

ぽっくんは目を輝かせて喜んでいる。

「オレも」

今度は環が口を開いた。

「班長の意見に賛成」