【先生×生徒シリーズ】青い月─先生と見た月─

しばらく、先生と並んで月を見ていた。



私には、やっぱり見えないんだ…。



「先生…ゴメンね…」



私は膝を抱えて、顔を膝に押し付けて、先生に謝った。



「何で謝るんだよ」


「だって…。やっぱり私には見えないよ…」


「そんなんわかんねぇだろ?何で諦めんだよ!信じてんだろ?」


「だけど…」



その時、辺りが暗くなった。


顔を上げて、夜空を見ると、月が雲に隠れていた。



先生…ゴメンね…。