【先生×生徒シリーズ】青い月─先生と見た月─

「先生?」


「ん?」



先生はタバコを口に咥えたまま返事をした。



「青い月って知ってる?青い月って信じる?」



タバコに火をつけた先生は、



「この絵本のことか?」



と、言って煙を吐き出した。



「ううん…。本物の青い月」



「星野は信じてんの?」


「信じてるよ」


「星野って案外、純粋なんだな」



私は、純粋じゃないよ。



「なぁ…」



先生がタバコの灰を灰皿に落としながら言った。



「何?」


「見に行こうか?青い月」



先生が静かに言った。