【先生×生徒シリーズ】青い月─先生と見た月─

車のデジタル時計は18時を表示していた。


街灯だけが光る山道。


他の車はなく、走ってるのは先生の車だけだった。



「なぁ…」



先生が前を向いたまま話し掛けてきた。



「ん?」


「これから話すことは真面目な話しな」


「何?」



私は先生の方を見た。


真面目な話って何?


もしかして…。


愛の告白?


なーんてね。


そんなわけないか…。