【先生×生徒シリーズ】青い月─先生と見た月─

お昼を食べ終わった後は、皆で車を降りて公園散策。


動物がいたり、ちょっとした遊園地があったりして、
子供だけじゃなくて、大人も楽しめる感じ。


夕方になって、空は赤と灰色のグラデーションになっていて神秘的。



「そろそろ帰ろっか」



海斗さんが言った。



「そうだね」



奈々子が海斗さんの腕に自分の腕を絡める。


私たちは駐車場に戻った。



「じゃー、現地解散!」



海斗さんが言った。


そして海斗さんと奈々子は車に乗り込んだ。



「じゃーね。またメールするから」



奈々子が窓を開けて手を振った。



「うん…」



私も手を振る。


海斗さんの車は、公園の駐車場を出て行った。



「俺らも帰るか」


「うん」



私と先生も車に乗って、公園を後にした。