【先生×生徒シリーズ】青い月─先生と見た月─

『海璃はどうなったの?藤本さんだっけ?』



奈々子に言われるまで、すっかり忘れてた…。


先生のこと…。


先生の顔が頭に浮かんで…。


トクン。


胸が小さく鳴った。



「どうもなってないよ。あの後、すぐに帰ったし」


『そうなの?』


「うん…」


『そうそう!海璃、明日暇?』


「暇だけど…」


『ドライブ行かない?』


「ドライブ?」


『うん。海斗さんが、海璃ちゃんも誘ってみたら?って行ってくれて』


「えぇ!いいよ~。私が行ったらお邪魔じゃない?」


『そんなことないよ。行こうよ!明日、11時に海璃の家の近くのコンビニで待ってるから。じゃーね!』


「ちょ…奈々子!」



奈々子は電話を切った。


ドライブって…。


3人で?


ありえない…。