【先生×生徒シリーズ】青い月─先生と見た月─

「こんなとこまで付いてくんなよ!」


「送って行ってくれたっていいじゃない!」



私と先生のやり取りを、駐車場にいる人たちがチラチラ見て行く。


まるでカップルのケンカ中状態だよね…私たちって。


でも、先生と私は恋人同士でも何でもない。


ただの"教師"と"生徒"の関係。



「…ったく。めんどくせー女だな」



車の前で立ち止まった先生が、振り返って言った。



「どうせ私は、めんどくさい女ですよ~だ」



私は、ホッペをプーと膨らました。



「そんな顔したって可愛くねぇし。…ったく…しょーがねぇなぁ。ほら、乗れよ」



先生が助手席のドアを開けた。


先生の車は、青色でワゴンタイプのスポーツカー。



「いいの?やった!」



私は、先生の車の助手席に座った。


スカッシュの芳香剤の香りがして、男性にしては綺麗なしてる車内。


先生が運転席に座り、エンジンをかけて、ゆっくり車を出した。