♪~♪~♪~


テーブルの上に置いてあった、奈々子の携帯が鳴った。



「あっ!ちょっとゴメンね」



奈々子は、携帯を取ると、
携帯を開いて、メールを打ち始めた。


私は、窓の外を見ていた。



「ゴメンね~」



奈々子が"パタン"と携帯を閉じて、テーブルの上に置いた。



「ううん」



私は、笑いながら首を横に振り、奈々子の方を見た。



「友達?」



テーブルに肘を付いて、奈々子に聞いた。



「友達って言うか…。メル友ってやつ?」


「メル友って…出会い系?」


「まぁ…そんな感じかな…」



奈々子が照れ笑いしながら言った。