奈々子の言葉に、私の中の張り詰めてたものが切れて、
目に涙が溜まり、頬を伝って、
テーブルの上にポタポタ落ちた。



「彼のアパートに行ったら…。ベッドの上で…知らない女とエッチしてた…」


「はぁ!?」


「しかも…彼、その女に私のこと何て言ったと思う?」


「何て言ったの?」


「妹だ…って言ったんだよ」


「えぇ!何それ?ありえない…」



奈々子は、ビックリしてた。


そりゃービックリするよね…。


数時間前まで笑ってた私が、
今は泣いてんだもん。