朝、待ち合わせしたマック。
今日で2回目。


私と奈々子が待ち合わせに使う場所でもある。


私は、何も注文することなく、
いつもの2階の窓際の席に行った。


奈々子は、もう来て待っていた。


私は、奈々子の前に座った。


奈々子はドリンクを飲んでいた。



「海璃…嘘でしょ?」



奈々子が机に肘を付いて、ストローの先をつまみながら言った。



「えっ?」



私は、ビックリして奈々子の顔を見た。



「彼氏がバイトって嘘でしょ?」


「何で?」


「あのさぁ…。私、海璃と何年付き合ってると思ってんの?海璃が嘘言ってることくらいわかるよ!」


「奈々子…」


「話してみなさいよ。私が聞いてあげるから」



奈々子…。


ありがとう。