「ぅ~んっと、実はどこでも良かってん。 ルイらと一緒に出かけたかっただけやしっ。」 (はっ?そのために俺、こんな甘い匂いに耐えてるのかよっ) そう思って、 「ってか、どっか行きてぇなら、普通に言えよ。 別に俺らそこまで鬼じゃねぇし。」 俺は言った。 すると一気に笑顔になった、ゆき。 「ほんま~。ありがとうルイ。 これからはそうするわっ。」