私の本音の部分をマリアに聞いてもらったことで 気持ちが少し楽になった。 足取りも軽やかに私とマリアは駅前に向かう。 ケーキ屋さんに着くと、思ってたより金曜の午後ってこともあって、少し列が出来ていた。 「ぅわぁ~並んでるよぉ。最悪ぅ。」 マリアがブスッっとした顔をする。 「ごめんねっ。私が寄り道したから・・・」 「あっ、ちがうっ、ちがうっ。リサが悪いんじゃな・・・ぃ・・・あぁぁぁぁーっ!」 急に叫び声をあげたマリア。