ハーフな俺。後編(完結)



私の本音の部分をマリアに聞いてもらったことで
気持ちが少し楽になった。

足取りも軽やかに私とマリアは駅前に向かう。


ケーキ屋さんに着くと、思ってたより金曜の午後ってこともあって、少し列が出来ていた。


「ぅわぁ~並んでるよぉ。最悪ぅ。」

マリアがブスッっとした顔をする。

「ごめんねっ。私が寄り道したから・・・」


「あっ、ちがうっ、ちがうっ。リサが悪いんじゃな・・・ぃ・・・あぁぁぁぁーっ!」

急に叫び声をあげたマリア。