ハーフな俺。後編(完結)



私が話し終わるまで、静かに聴いてくれていたマリアが、


「リサ・・・ごめんっ。私何も分かってなくて、ホント最低な事言った・・・ごめんっ。

私、応援する。

だから、この一回にもう一度願いを込めよっ!」

そう言って額の前で指を組み合わせ祈りを捧げてくれるマリア。

「うんっ!」

私も指をからめてお祈りした。

「よしっ。じゃっ、ケーキ行きますか?」

そう言うマリアに、

「行きますかっ!!」

そう言って笑顔になれる私。