ハーフな俺。後編(完結)


「りっりく、止めてよ。顔上げてっ。ねっ。」

陸はゆっくり頭を上げる。


「りく、私ね。自分でも良く分からないんだけど、

何かルイのこと分かる気がするんだ。

勝手にそう思っているだけかも知れないんだけどね。

だから、私ルイの側にいるよっ。

何も出来ないけど、ルイを支えていたい。

大切な人だから。」


そう素直に陸に言えた。