「ル・・イ・・・

おばあちゃんが、私に会いたいって。

私に会いたいって・・・ぅっぅぅう・・・ぅわーん。」

声を上げて子供のように泣いた。

「ずっと・・ヒクッ ずっと会いたくて・・・ヒクッゥゥッ」

そう言った私の肩を抱き寄せて、

「あぁ。」

髪の毛にキスをくれたルイ。

「リサ、俺と一緒におばあさんに会いに行こう。」

そう言ってルイは立ち上がって私に言った。


「ぅんっ。ありがとう。」

そう言って笑顔になれた私。

「ずっとお前のその笑顔が見たかった・・・」

そう言ったルイの顔がゆっくりと近づいてきて、私は目を閉じた。


とても優しいキス。

(神様・・・ありがとう)

心の中でそう思った私。

桜の花びらが私たちを祝福してくれているかのように

真っ白な雪のように風に舞っていた。