コンコンッ

お昼を過ぎた頃、部屋のドアをノックする音が聞こえたので、

(あっ、ママだ。もう行くのかな?)

と思い、立ち上がりながら

「入っていいよ。」

といった。

ガチャとドアが開いてママが入ってきた。

「もう行くの?用意できてるし、すぐ降りていくから。」

ママにそう言った。

「あらっ、リサにしては珍しくメイクしてるじゃない?

すっごく可愛いわ。」

と、私がすることを何でもべた褒めするママ。

「うん。ちょっと気分転換しようかなって・・・

もう行くよねっ。」

ともう一回聞いた私。