ハーフな俺。後編(完結)


私ね、両親とは結婚以来会うことも、電話で話すこともなかったわ。

それが、あの日の電話で驚くと同時に、嫌な予感がしたわ。


私の予感どおり、私の父が危篤で田辺の経営する会社の経営が危ないとのことだったわ。


それで、昔から仲良くしていた上杉氏に助けを求めたところ、


上杉氏の1人息子が、アメリカに来ているから会うように言われたわ。


彼とは幼い頃から、ずっと知りあいだった。

母の言い分は、とにかく、言う通りにしなければ

トレバーのTK社を田辺の力で潰しにかかるというものだった。

私はしぶしぶ会うことを承諾したわ。


ホテルに向かうと、そこには母が待っていて

そこで、私は留学していてその後アメリカの一流会社で働いているという、

嘘で固められた私を演じるように母に言われたの。