その翌年、トレバーは22歳にして会社を興したの。
最初の頃はそれは大変だったの。
でもね、元々頭のよかった、あなたのお父さんは会社をドンドン大きくしていったわ。
本当に、毎日忙しくて、でも寝る時間を削ってまで、
あなたと私と過ごす時間を作ってくれたあの人。
私は、本当に幸せだったの。
あの日、あの一本の電話が鳴るまでは・・・」
そこで、紅茶のカップに手を伸ばし一口飲んだ母。
(あの電話のことか??)
俺も色々思い出していた。
一息ついて母が続ける。
「あの日、いつものように、あなたとお昼を一緒に食べていたの。
そこにかかって来た一本の電話。
それは、私の母からだったの。

